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仕事のキャリアを中断して赤ちゃんのお世話? 夫が抱える二人目への不安/夫ですが会社辞めました

2024年5月5日

  • ある日突然、会社に行けなくなって休職してしまった夫・川田俊。夫のかわりに働いて家計を支える妻・沙月。出口の見えない状況をなんとかしたいと思った妻の沙月は、休日に立ち寄った海で引っ越しを夫に提案します。都心から少し離れた自然豊かな葉山の町で、『主夫』になった夫と、『大黒柱』を担う妻の生活が始まりました……。


    神奈川県葉山町在住の漫画家・とげとげ。さんが、ご自身の体験や周囲の方々への取材をもとに、現代を生きる夫婦や家族の在り方を丁寧に描く『夫ですが会社辞めました』。今回は二人目の子どもを持つことについて考え始めた、川田家のエピソードをお届けします。


    登場人物 (C)とげとげ。/レタスクラブ


    妻の沙月は職場で同期や先輩の昇進を見て、課長に昇進するチャンスがあるならその前に産休を取りたいと考え始めました。ところが、夫の俊に二人目について提案すると、「一人じゃダメかな。今のままでよくない?」と煮えきらない返事。沙月は俊がそんな風に考えていたことに驚きます。

    (C)とげとげ。/レタスクラブ


    一方俊のほうは、家事育児を担う一方で、最近はホームページの作成など少しずつ自分のペースで仕事をするようになっていました。二人目については、彼なりに思うところがあるようです…。


    やっと仕事ができるようになってきたのに (C)とげとげ。/レタスクラブ


    新生児育児は無限ループ (C)とげとげ。/レタスクラブ


    メインで育児をするなんて無理だ (C)とげとげ。/レタスクラブ


    親には兄とは比べられたし (C)とげとげ。/レタスクラブ


    一見優しいけど怖くて苦手だった (C)とげとげ。/レタスクラブ


    兄弟がいて良かったなんて思えない (C)とげとげ。/レタスクラブ


    沙月には「経済的にもいろいろ大変そうだし」と気乗りしない返事をしていた俊でしたが、実際にはせっかく軌道に乗り始めた仕事を中断したくない気持ちと、赤ちゃんのお世話をひとりですることへの不安があるようです。また、沙月のように「兄弟がいて良かった」という気持ちがないことも、二人目に前向きになれない理由のひとつでした。二人目への気持ちが夫婦でこんな風に食い違っていたら、あなたならどうしますか?


    著=とげとげ。

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